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「一眼レフカメラ」初心者の方向け!カメラの設定「露出」をマスターして写真の明るさを調整しよう!

 

 

 

写真の明るさを自動設定してくれる撮影モードを選択していたのに、実際よりも明るすぎたり、暗すぎたことはありませんか。露出の仕組みと設定方法を覚えれば簡単に理想の明るさに調整することができます。

 

 

 

※設定や用語はCanon EOS 6Dを基本に記載しております。カメラのメーカーや機種によって異なる場合がありますので予めご了承ください。

 

 

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【一眼レフカメラの設定、露出とは】

 

 

 

露出とは写真の「明るさ」を表しています。露出は「絞り」と「シャッタースピード」によって決まります。ふたつの関係をコップに水道から水を注ぐ状態を例にして説明しましょう。水を「光」、蛇口を「絞り」、蛇口を開いている時間を「シャッタースピード」と仮定します。

 

 

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■適正露出

 

 

 

光の量が適正で、理想的な明るさのことを「適正露出」と言います。これはコップギリギリのところで水が溢れることなくピタリと止まっている状態です。

 

 

 

コップ満杯のところで水で止めようとすると、蛇口を勢いよくひねった時は蛇口から水を出す時間を短くしないといけませんし、蛇口をあまり開けない時は、長時間蛇口を開け続ける必要がありますね。

 

 

 

つまり適正な光の量にするためには「絞り」と「シャッタースピード」を互いに調整し合う必要があります。「絞り優先モード(Av)」や「シャッター優先モード(Tv)」などの撮影モードでは、カメラが自動で適正露出を計算して「絞り」と「シャッタースピード」を決定してくれます。

 

 

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■露出オーバー

 

 

 

カメラは光を取り込みすぎると必要以上に明るくなってしまい、最後には真っ白になってしまいます。これを「露出オーバー」と言います。

 

 

 

蛇口を勢いよくひねってコップに水を注ぎ続けると、水が溢れてしまう状態と同じです。絞りを開けすぎて、シャッタースピードが長すぎると、取り込む光が多すぎて白くなってしまいます。

 

 

 

■露出アンダー

 

 

 

光の量が足りない時、写真は黒っぽく写ってしまいます。これを「露出アンダー」と言います。蛇口をあまり開けず、すぐに蛇口を閉めると、コップには十分な水が溜まりません。つまり絞りの開きが足りず、シャッタースピードが速すぎて光が足りていないのです。

 

 

 

【一眼レフカメラ、露出アンダーと露出オーバーが起こる時】

 

 

 

カメラが適正露出を割り出してくれると前述しましたが、ある条件のもとで撮影した場合、写真は実際よりも明るすぎたり暗すぎたりすることがあります。

 

 

 

「露出アンダー」が起きるのは、白い布に置いた白い器など「明るすぎるもの」を被写体にする時です。カメラが明るさを適正に合わせ過ぎようとして、普通よりも暗く調整するので、黒っぽい写真になります。

 

 

 

「露出オーバー」は、夜景など「黒すぎるもの」を撮影する時に起こります。カメラが必要以上に明るく調整しようとして白飛びした写真になります。写真がイメージよりも明るすぎたり暗すぎたりした場合は、手動で露出の補正をしてみましょう。

 

 

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【一眼レフカメラ、露出補正の仕組み】

 

 

 

モニター上に「-3..-2..-1..0..1..2..3」という表示があると思いますが、これが露出補正の数字です。プラスの方向に行くと明るくなり、「プラス補正する」と言います。

 

 

 

反対にマイナスの数字に設定すると暗くなり「マイナス補正する」と言います。ここからは撮影モード別に露出補正をするとどうなるかご説明します。

 

 

 

■絞り優先モード(Av)の場合

 

 

 

絞り優先モードは絞りを固定して、適正な明るさにするためカメラが自動でシャッタースピードを決定してくれるモードです。露出補正をすると絞りはそのままでシャッタースピードを速くしたり遅くしたりすることで露出を調整します。つまり露出を上げるとシャッタースピードが遅くなり、暗くしたい時はマイナス補正するとシャッタースピードが速くなります。

 

 

 

■シャッター優先モード(Tv)の場合

 

 

 

シャッタースピードを手動で決定し、絞りをカメラが自動で決定してくれるこのモードでは、露出補正をすると絞りが自動で変更され写真の明るさを調整します。プラス補正すればF値が下がって明るくなり、マイナス補正すればF値が上がって暗くなります。

 

 

 

【一眼レフカメラ、露出補正の活用方法】

 

 

 

適正露出の合わせ方について説明しましたが、実際の風景よりも明るめや暗めで撮影したいこともありますよね。そんな時は露出補正を活用するという方法があります。

 

 

 

例えば魚を撮影する際に透明感を出したい時は、露出をプラス補正するときれいに撮影することができます。このように適正露出よりも明るくした写真のことを「ハイキーな写真」と言います。

 

 

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反対に神社など重厚感を出して撮影したいシーンでは適正露出よりも暗めに設定すると雰囲気のある写真に仕上がります。このように適正露出よりも暗く撮影した写真は「ローキーな写真」と呼びます。

 

 

 

【一眼レフカメラの露出まとめ】

 

 

 

露出の仕組みと調整方法について学びました。露出補正は1段補正する度にどれほど明るさが変わるか試してみて感覚的に慣れることが大切です。適正露出に合わせるだけではなく、どのような雰囲気の写真が撮りたいかによって自在に露出をコントロールすることで撮影を楽しんでください。

 

 

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