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「一眼レフカメラ」初心者の方向け!カメラの設定「絞り」の仕組みを覚えよう!

 

 

 

上手な写真を撮るためには「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つの要素にかかっていると言っても過言ではありません。ここではピント調整と写真の明るさの鍵を握る「絞り」についてご紹介します。

 

 

 

※設定や用語はCanon EOS 6Dを基本に記載しております。カメラのメーカーや機種によって異なる場合がありますので予めご了承ください。

 

 

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【一眼レフカメラ・レンズの絞りとは】

 

 

 

一眼レフカメラのレンズには光を通す穴がついています。穴を開いたり絞ったりすることで取り込む光の量を調整することができます。穴を大きくすることを「絞りを開ける」、小さくすることを「絞りを絞る」と言います。

 

 

 

また、最も開桁状態のことを「開放にする」と言います。穴を大きくすればするほど光を多く取り込むことができ、穴が小さくなれば光の量は少なくなります。

 

 

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絞りは目の瞳孔と同じ仕組みをしていて、例えば暗い場所から明るい部屋に移ると瞳孔が開き光をたくさん取り込みますよね。これは絞りを開けた状態と同じです。逆に暗い場所から明るい部屋に移った時に瞳孔が縮むのは絞りを絞った状態です。

 

 

 

【カメラ・レンズのF値を理解しよう】

 

 

 

F値とは絞りをどれくらい開いているか数値化したものです。F4、F5.6、F8…というようにFと数字の組み合わせで表されます。まずF値について覚えてほしいことは<絞りの穴が大きくなるほど絞りの数値は小さくなる。

 

 

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逆に、穴が小さくなるほど絞りの数値が大きくなる。>ということです。穴の大きさとF値の大きさが比例していれば覚えやすいのですが、逆になっているので混乱しがちです。この仕組みに慣れることが最初のステップです!

 

 

 

【一眼レフカメラ、絞りとピントの関係】

 

 

 

絞りの重要な役割のひとつがピントの合う範囲を調整することです。絞りを開けるほど(F値を小さくするほど )光がたくさん入りますが、ピントが合う範囲は狭くなります。

 

 

 

これをうまく利用したものが背景の「ぼかし」です。ピント調整は一眼レフカメラで撮影をする醍醐味のひとつなので是非覚えてください!背景を効果的にぼかして被写体にフォーカスしたい時には、絞りを絞りこむ(F値を小さくする)必要があります。

 

 

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手前にあるものにピントを合わせ、集中的に見せたい時に効果的です。子供の表情を生き生きと撮影したい時や、カフェのドリンクを魅力的に撮影する時などに適しています。

 

 

 

逆に背景にもできるだけピントを合わせたい場合は絞りを開きます(F値を大きくします)。旅行先で風景を撮影したり、観光地と一緒に記念撮影をする時などにはF値を大きくして撮影すると良いでしょう。

 

 

 

【一眼レフカメラ、絞りとシャッタースピードの関係】

 

 

 

写真の明るさは絞り(光を取り込む量)とシャッタースピード(光を取り込む時間)の関係で決まります。シャッタースピードについて簡単に説明すると、シャッタースピードが速いと光を取り込む量は少なくなりますが、その分ブレにくくなります。

 

 

 

逆にシャッタースピードが遅くなれば光を多く取り込むことができますが、ブレやすくなります。夜景の撮影をする時にブレやすくなるのは、光をたくさん取り込もうとしてシャッタースピードが遅くなるからですね。

 

 

 

絞りの話に戻ると、絞りを開ける(F値を小さくする)と光をたくさん取り込むことができるので、シャッタースピードを速くすることができます。逆に絞る(F値を大きくする)と光の量が少なくなるため、その分シャッタースピードを長くして光の量を補填する必要があります。

 

 

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つまり、絞りを開けるほど(F値を小さくするほど)シャッター速度が速くなるのでブレにくくなり、絞りを絞るほど(F値が大きくするほど)シャッター速度が遅くなりブレやすくなります。

 

 

 

【一眼レフカメラの撮影モード】

 

 

 

絞りの開閉によってピント調整と明るさの調整ができることが分かりましたね。このふたつをイメージ通りにコントロールできるようになると、ワンランク上の写真を撮影できるようになります。それを実現してくれる撮影モードが「絞り優先モード(Av)」です。

 

 

 

「絞り優先モード(Av)」

 

 

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F値を手動で設定すると適切な明るさで撮影するためのシャッタースピードをカメラが自動で計算してくれるので、写真の明るさを気にすることなく背景のぼかしを自由に設定することができます。

 

 

 

背景をぼかしたいか、背景にもピントを合わせたいか、撮影するシーンによってピントを自分で決めて撮影したい時には「絞り優先モード(Av)」に設定すると良いでしょう。

 

 

 

【一眼レフカメラ、絞りと画質の関係】

 

 

 

風景の撮影など全体にピントを合わせたい時には絞りを絞ったほうが良いという説明をしましたね。ただし絞りすぎると(F値を大きくしすぎると)解像度が落ちてしまい、画質が悪化してしまうので注意が必要です。

 

 

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【一眼レフカメラの絞りまとめ】

 

 

 

絞りを開けるか絞るかによってピント調整と明るさ調整ができることがわかりました。

 

「絞りを開けるーF値が小さくなるー背景がぼけるーシャッタースピードが早くなる」

 

「絞りを絞るーF値が大きくなるー背景にもピントが合うーシャッタースピードが遅くなる」

 

 

 

という関係を覚えて、理想的な写真の第一歩を踏み出してください!

 

 

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