スポンサーリンク

「一眼レフカメラ」初心者の方向け!カメラの設定「ISO感度」を覚えて暗い場所での撮影に強くなろう!

 

 

 

写真の明るさを決める「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」。ここでは暗い場所での撮影に特に重要な設定となる「ISO感度」についてご説明します。

 

 

 

※設定や用語はCanon EOS 6Dを基本に記載しております。カメラのメーカーや機種によって異なる場合がありますので予めご了承ください。

 

 

スポンサーリンク

 

 

【一眼レフカメラの設定のISO感度とは】

 

 

 

デジタル一眼レフカメラにはフィルムの役割をしている「映像素子」というセンサーがついています。ISO感度はセンサーに光を当て、光を電気信号に変換する時に光の量をどれだけ感知できるかということを数値化したものです。ISO感度は「イソ カンド」と読んだり、そのまま「アイエスオー カンド」と読んだりします。

 

 

image

 

 

【一眼レフカメラの設定のISO感度と露出の関係】

 

 

 

写真の明るさは「絞り」と「シャッタースピード」、そして「ISO感度」の設定で決まります。例えば夜にお祭りへ行った時に子どもを撮影するシーンを例に説明しましょう。

 

 

 

撮影モードを「絞り優先モード(Av)」にして絞りを全開値(最も光を取り込める数値)に設定。それでも取り込む光の量が十分ではないのでシャッタースピードが遅くなってしまい、子供の動きについていかずブレてしまう。

 

 

 

これはお祭りに限らず暗い場所での撮影によくあることだと思います。そんな時はISO感度の出番です。ISO感度を上げると光を感じる力が上がるので、シャッタースピードを速くしても明るく撮影することができます。

 

 

image

 

 

つまりブレを防いで撮影することができるのです。余談ですが、写真を明るくする方法として「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の設定以外に、「フラッシュ」を使用するという選択もあります。

 

 

 

しかしフラッシュを使用しても明るくできる範囲は限られ、さらにフラッシュの光が被写体などに反射して不自然な写りになってしまうことがあります。ISO感度を調整すればフラッシュを使うことなく被写体も背景も含んだ写真全体を明るくすることができます。

 

 

 

【デジタルカメラのISO感度の設定方法】

 

 

 

ISO感度はISO100、ISO 200、ISO 400、ISO 800、ISO 1600…というようにISOと数字の組み合わせで表されます。EOS 70Dの場合はISO100からISO12800まで選択することができます。

 

 

 

数字が高くなるほどISO感度も高くなり、センサーが光を感じる力が強くなるので明るく撮影することができます。ここからは撮影モード別に設定方法をご説明します。

 

 

image

 

 

■絞り優先モード(Av)の場合

 

 

 

絞り優先モードは絞りを固定して、適正な明るさにするためカメラが自動でシャッタースピードを決定してくれるモードです。ISO感度を上げるとシャッタースピードを速くしても明るく撮影することができます。それだけブレを防ぐことができます。

 

 

 

夜や室内など暗い場所で動く被写体を撮影する時には、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くすることを意識してください。

 

 

 

■シャッター優先モード(Tv)の場合

 

 

 

シャッタースピードを手動で決定し、絞りをカメラが自動で決定してくれるこのモードでは、ISO感度を上げると絞りを絞っても明るく撮影できるので背景までピントを合わせられます。

 

 

 

夜景の撮影など暗い場所で背景までピントを合わせて撮影したいシーンに適しています。ISO感度を上げれば上げるほど写真が明るくなります。

 

 

 

反対に晴れた日に白い洋服を着た人物を撮影する時など、明るすぎる場所で白い被写体を撮影するシーンではISO感度を下げることで絞りを開けて撮影することができます。そのため同じシャッタースピードでも背景のピントをぼかした写真を白飛びすることなく撮影できます。

 

 

 

晴れた日に滝など流れているものを線状に撮影したい時など、明るい場所でシャッタースピードを遅くして撮影したい時にもISO感度を下げるのは有効です。

 

 

 

【デジタルカメラのISO感度と画質】

 

 

 

ISO感度を高く設定すると暗い場所でも明るく撮影できるなら、いつも高く設定しておけばいいじゃない。そう思った方もいらっしゃると思います。しかしISO感度を上げると画質が低下するという落とし穴が待っています。

 

 

image

 

 

ISO感度を上げすぎてしまうとノイズが多くなってしまい、ざらつきのある写真になってしまいます。高画質の写真を撮影したい時にはISO100〜200を選んでください。センサーサイズの大きさによってノイズの出方が変わってくるので、お手持ちのカメラで一度試してみるもの良いでしょう。

 

 

 

【一眼レフカメラの設定のISO感度のまとめ】

 

 

 

ISO感度を上げると「暗い場所でも明るく撮影できる」「シャッタースピードを速く設定できるのでブレを防止できる」というふたつのメリットがあることが分かりました。

 

 

 

逆にISO感度を上げすぎると画質が低下するデメリットもあります。ISO感度の仕組みを理解してちょうど良い設定に慣れることで、暗い場所での撮影に強くなりましょう!

 

 

カメラに関するこちらの記事もどうぞ

 

 

念願の一眼レフカメラを手に入れた初心者の方の最初にすべきこと!カメラと仲良くなろう!

「一眼レフカメラ」初心者の方向け!カメラの設定「絞り」の仕組みを覚えよう!

「一眼レフカメラ」初心者の方向け!カメラの設定「シャッタースピード」の仕組みを覚えよう!

「一眼レフカメラ」初心者の方向け!カメラの設定「露出」をマスターして写真の明るさを調整しよう!

一眼レフカメラの基本設定!「ホワイトバランス」をマスターして理想的な色を出そう!

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ