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一眼レフカメラでピントと構図のセオリー!「ドラマチックな夜明けと日暮れ」

 

 

 

写真には先人が培ったセオリーがあります。しかし、それはあくまで基本であり、必ず守らなければならないものではないということを、まず頭に置いてください。

 

 

 

しかしながら、知っていてやらないのと、知らないからできないのとは大きな違いです。そこで、まずは基本的なセオリーをあげてみましょう。

 

 

 

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【ピントのセオリー】

 

 

 

 

*動物(人)のピントはカメラ側に近い方の目にあわす

*花の撮影では、しべ(おしべ、めしべ)にピントをあわす

*小さな花が集まったような被写体には中心あたりの手前の花にピントを合わせる

*風景写真は手前から奥までピントの合ったパンフォーカスで撮る

*全体に合わせたいときは、手前から1/3くらいの位置くらいのところにピントを合わす

 

 

 

 

【構図のセオリー】

 

 

 

 

*日の丸構図(ど真ん中に写したいものを据えた構図)は避ける

*水平線や地平線はど真ん中で切らない

*きちんと平行を出す

 

 

 

*3分割構図

画面を3分割のラインで切ったり、赤丸のところに見せたい主題を置いたりする構図

 

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*S字構図

S字を描くラインを使うことで見る人の視線誘導をはかる構図

 

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*放射線構図

放射線のラインで視線誘導を促す構図

 

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*トンネル構図

トンネルのように囲い込むことで視線誘導を促す構図

 

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そのほかにも、シンメトリー構図、対角線構図、三角構図などの、数々の定番構図があります。しかし、どのセオリーにも共通していえることは、主題(見せたいもの)を明確にし、見る人の視線をいかに主題に効果的に誘導できるかがキモだと思います。

 

 

 

そしてその主題を魅せる方法がセオリーから外れるなら、それは恐れず例外をつくるべきです。2分割構図や、日の丸構図も効果的であれば、セオリーに反してそれを使うべきです。一番に重視すべきは何を表現したいかなのですから。それが、あなたらしい写真になるのですから。

 

 

 

 

ドラマチックな朝焼け、夕暮れ、夜明けの写真を撮ろう

 

 

 

 

夜明けと日暮れの前後数十分ほどの時間は本当にドラマチックです。風景でも、ポートレートでも、スナップでも、この時間帯に撮るだけでそれなりに絵になります。夜明け前は、起きるのが大変ですが、きっとそれだけの価値はあります。

 

 

 

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光が綺麗で、朝靄などがかかってると雰囲気抜群です。そして、なによりも人が少ない。(有名撮影スポットではその限りではありませんが。三脚がずらりと並んでます。)夜明けも、日暮れも、太陽が低い位置にあるので、光が横からあたります。

 

 

 

 

そのため、逆光でわざとフレアーを起こしてみたり、シルエットで撮ってみたり、という小技がいろいろと使えるのも大きなメリットです。

 

 

 

 

逆光ぎみに光の軌跡を写し出せるのも横からの光だからです

 

 

 

 

作例の写真のように、頑張って早起きして、朝の爽やかな空気感を切り取ってみましょう。日没の夕焼けは誰もが大好きなシチュエーションですね。太陽が水平線や山の稜線に沈んでいく姿は、それだけでロマンチックです。

 

 

 

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皆、太陽の沈む瞬間を収めようとカメラを構えています。そして、「あ~、太陽が沈んじゃった~」と帰っていくのです。ちょっと待ってください!本当に美しいのはこれからですよ!!日没後の数十分間、空の色は刻々と変わっていきます。残照が茜色や黄金色に輝き、周囲は太陽が沈んだために、影のない、フラットで柔らかい状態になります。

 

 

 

 

段々と空の上の方から宵の青が降りてくる

 

 

 

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残照と相まって、絶妙なグラデーションを描き出してきます。そして、地上の人工的な灯りもともり始め、幻想的な風景を作り上げていくのです。この時間帯を、カメラマンたちの間で「マジックアワー」と呼んでいます。さあ、せっかくなのでもう数十分、自然の織り成すドラマを見てから帰りませんか?

 

 

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